6月21日 「夏至の語りの会」のお知らせ 2025年05月24日 【夏至の語りの会 のお知らせ】 ゆっくりと、満ちてゆく、ひとつ、一つの、 ことばと、ライアーの音。 ひたひたと、淡々と。 静謐という相は、耳を澄まし、 こころを澄まされたところから、立ち上がる、 無音の響き。 ことばと、音の調べを通して、物語の中に入ってゆく時間。 … 毎年、夏至の頃に語る、小川未明作「小さい針の音」。 昨晩は、北原薫子さん…続きを読む
2025年6月九州「ことばのワークショップ」ツアーの詳細 2025年05月21日 2025年6月、九州「ことばのワークショップ」ツアーの各詳細です。 ことばを味わい深くする、ワークショップ。ぜひ体験してみませんか。 ※wsの内容紹介の文は、重複するので、熊本の方は省略しています。 ①6月1日(日) ws(福岡) ② 〃 おはなし会(福岡) ③〃 朗読会(福岡) ④6月7日(土)ws(熊本) ⑤〃 おはなし会(熊本) …続きを読む
九州・ことばのワークショップツアーのお知らせ 2025年05月20日 【九州・ことばのワークショップツアーのお知らせ】 6月に九州に参ります。 言語造形のワークショップ、おはなし会、詩の朗読会・・・等、 福岡や熊本で開催いたします。 昨年度は、一年間、何度も九州に向かい、講座を開催しました。 季節ごとの風景、風を感じながら、ことばの味わいを深めていった時間、本当に有難い時間でした。 この小さくも温かな輪を、絶やさずに、細々と続けていけたらと…続きを読む
コルシカ島の郷土菓子「カニストレリ」のこと 2025年05月11日 『お菓子にまつわるお話』 「カニストレリ」 ~コルシカ島の物語から生まれた栗のお菓子~ 地中海に浮かぶコルシカ島の郷土菓子「カニストレリ」。 手つかずの自然が残り、フランスの秘境と称されるコルシカ島。一度訪れたら、再訪を願わずにはいられないほど、だれもが美しさに魅了される島だそうです。小さい島ながらナポレオン1世の生誕地としても知られている場所です。 カニストレリは、中…続きを読む
5月のお菓子のご案内 2025年05月09日 【5月のお菓子のご案内】 ご案内の前に、昨日焼いた「きな子」さんのことをお話させてください。こころに残る出来事がありました。 戸谷さんのBD黄な粉を一口頬張ると、和三盆糖が入っているかのような、なんとも言えない甘みがありました。舌の上で味わっていると、甘みが、素朴な味わいになり、ふんわり、溶けてゆきました。 作る工程で、粉を混ぜ合わせていると、アミくんが工房に入ってきました…続きを読む
純黒糖の味わい 2025年05月08日 【純黒糖の味わい】 昨日焼いた「カニストレリ」は特別に味わい深く焼き上がりました。 栗の粉を使ったこのお菓子は、地中海に浮かぶコルシカ島の郷土菓子。 (昔、コルシカ島の主食は栗だったんだそうです) 美呆として、自由にカニストレリを創作していますが、ココナッツと洋酒の香りが栗と合わさって、なんともいえず、味わい深い。 さて、今回なぜ、特別よかったのか。 黒糖を沖縄産の純黒糖…続きを読む
魔法で妻が大笑い 2025年05月07日 【魔法で妻が大笑い】 ぼくも魔法をかけられるようになりました。 4月、5月と、米粉のケーキの試作を重ねていましたが、ようやく長女ふくさやのように、ケーキがふくらむようになったのです。 このマーブルケーキは、こどもの日に作り、花見に持って行ったもの。 (vegan・グルテンフリー仕様です) しっとり、ふんわりとできるようになりました。 もうすこし水分が多くても良かったかな。 …続きを読む
こころに残っている 2025年05月01日 「こころに残っている」 近所の友人家族が訪ねてきて、ぼくの畑が見たいというので、一緒に案内をした。 春先は、まだ何も育っておらず、手も付けていなかったが、 行者ニンニク(アイヌネギ)だけは芽を出していた。 一昨年、知人に株を分けてもらい植えていたものだ。 畑から戻ろうとするときに、畝のそばのグミの木が目に入った。 日当たりを良くするために一昨年の晩夏伐ったその木からは、 …続きを読む
永遠の結ばれとして 2025年04月23日 <永遠の結ばれとして> 6月1日に、福岡で予定していた朗読会が中止になった。 (5月の末から九州に足を運ぶ予定です。また別の会場で開催を予定しています。) 主催者のお母様が亡くなられ、朗読会の日が、ちょうど四十九日頃に当たるという。 急逝であったということで、ご心痛を察した。 お母様は八十五歳だったとのこと。 … 八十五歳と聞いて、ハッとした。 私の父も、…続きを読む
目の奥のメルヘンの国を信じる 2025年04月22日 <覚書> 目の奥のメルヘンの国を信じる お話を語るときに、 子どもたちの目の奥の世界、 そのメルヘンの世界に向けて語るということ。 常に、その目の奥を感じつつ、 自分もその中にいて、語り続けるということ。 例え、幾人の子が聞いていないような素振りであったとしても、 語る私が、そのこころを信じているということ。 目の奥のメルヘンの国を信じているということ。 …続きを読む
歌は「訴ふ」/詩は宗教的なささやき 2025年04月17日 4年生のアミくんは、ここ最近はめっきり読書家になった。 数日前にはヴィクトル・ユーゴ―の「嗚呼、無情」(レミゼラブル)を一日で読み終えた。 少し前の、お兄ちゃんのような具合である。 「お父さんの書斎は本でいっぱいだね。」 そう、書斎は、部屋の隅。本の壁に囲まれ、小さな机がやっと入る一畳程のスペース。 でも、その古道具屋のような、隠れ家的空間が気に入ってもいる。 「うん、そ…続きを読む
新詩集を作ります 2025年04月14日 「今年の夏、新しい詩集を作ります」 おや、と思うかもしれません。 おととし、発刊したばかりなのに、もう次なのか、と。 娘にも、「この前作ったばかりじゃないの」と言われました。 「この前じゃないよ、二年前だよ」と僕は返事をしたのですが、娘は、昨年、新詩集「ひかりのなかのこども」を出したと思っていたようです。 実のところ、ぼくも、そんな気がします。 詩集が、ずっと、生活に…続きを読む