詩と音楽 2017年12月30日 ことばの道の先に、わたしの至りたい場所がある。 ことば(文章)にならない想いがある。 その想いは、音楽によって感ずる。 音楽によって満ちる。 しかし、音楽によっては届かない沈黙がある。 それは詩のひびきこそが至れる空間である。 世のまことに触れ、 それがことばに結晶するがゆえに、 生まれる、 静寂。 詩は、 ことばがまことの世に近づくほどに 静寂を引き連れ…続きを読む
どんなことができるか 2017年12月29日 詩を作ること、また 詩で交流すること。 言語造形をすること。 それらに於いて、どんなことができるか。 わたし自身にも、他者にも、社会にも善いことは、 どんなことができるか? 詩が置いてけぼりにされてしまう時代だ。 散文の時代。説明の時代。 頭と知識と情報に価値を置く時代だ。 だから、時流として、詩は後回しにされてしまう。 本来は、すべての事物が、 「ことばか…続きを読む
西尾さんの のほほん詩集 2017年12月28日 京都帰省の折、詩集を取り扱っていただいている 「ホホホ座」さんと「恵文社」さんにご挨拶に寄り、 西尾勝彦さんの詩集を買い、読んだ。 初めて西尾さんの詩を読んだのは、もう5年ほど前になる。 長崎にいた頃、奈良の友人が「ミルツル」さんというカフェで行われた 詩の作品展で製作された小冊子を送ってくれた。 「奈良ののほほん詩人」というだけあって、 その小冊子の詩集も、とても、まったり、…続きを読む