母音を動く

稽古での話。 母音を動くこと。 文末から、文頭へ、 または、息を吐ききったあとに、息をもらうその「間」のあいだに、 母音を動いてゆく、その呼吸と共に。 母音を動くこと。 すると、語りは、なんとなく、歌のようになってくる。 身体全体が、大きな、広やかな身振りとなって、波打つ。 すると、呼吸は、円を描くような、 波紋を描くような、 そのような「描くもの」に変わってくる…

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7月のお菓子の発送

(写真のお菓子は、マーブルスコーン) ※フェイスブックでご覧になっている方は、一つ前の投稿を読んでいただけると有り難いです。 7月のお菓子の発送のお知らせです。 新しいお菓子が二種類増えています。 4月、5月と、舞台のために奈良、長崎と出て、 たくさんの刺激を受けてきました。 そういった出会いから得るところが大きく、 お菓子にも、反映されたように思います。 …

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この一年で見出したこと つながっていることの話

【芸術も、農も、製菓も、今週の公演も、つながっている】 語るために、書くために、聴くことが必要となる―― それが、この一年間で見出した大きなことでした。 聴くことが必要となる。 何を聴くのか。―― それは、「自身を導く、自身のことば」です。 このことばを聴くために、ぼくはこの一年、 どれほど、苦しんだことでしょう。 どれほど、もがいたことでしょう。 …

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