小発表のこと

一昨日は、レッスン内で、小発表を行いました。 お二人だったのですが、お二人とも、もう長く 言語造形のレッスンを続けてくださっている方。 お一人は、吉本ばななさんの「海のふた」という小説の一部分を。 もう一方は、グリムの「白雪姫」を原話のまま。 短くされず、残酷だとされる場面もそのまま残してあるテキストです。 お一方は、高らかな感情を、ずっと晴れやかなこころの在り様で語りき…

続きを読む

10月のお菓子

秋の歩みは、日々、確かに近づいて 雨音の響きにも、その歩みを感じるようです。 秋になると、雨は、冷たい景色の印象を与えます。 そして、人家の明かりを、 ボンヤリ、 温かな灯と感ずるようになります。 ランプの光のその色を、 そのまま こころに暖かさとして感じるように。 秋は歩み、 雨に、風に、光に、 そのいのちを与えます。 雨や風に、秋のいのちを与えるの…

続きを読む

10月20日(日) lilynaotoさんのコンサート開催  

(写真は昨年のリハーサル風景) 10月は楽しいイベントが二つあります。 まずは、一つ目のご紹介。 lilynaotoさん(インド音楽)のコンサート。 昨年秋に開催して大好評でした。今年もあります! lilyさんとイメージをやり取りして、 コンサートの内容を考えてきました。 昨年、一時間程の演奏時間は、まるで、夢のような時間で、 歌声、音、合間に語られる、インドの風…

続きを読む

夏の終わり

(写真は、5月、大村湾に面した千綿駅からの夕景) 夏が過ぎゆこうとしている。 風とともに、雲が去ってゆく。 一日のうち、雲をながめる、という時間は、そうはない。 けれど、空に浮かぶ雲、という光景が こころに感じさせるのはなぜなのだろう。   多感な時期に、空の向こうに思いを馳せていたときに、  長く雲を眺めていた。 空の向こうの静寂に 何かがあるような気がして。  …

続きを読む

忘れられない顔

敬意をもつということで、思い出したことがある。 ぼくの演劇の師であった岡部耕大のこと。 大学時代、劇団の新年会で、20人ほどが岡部邸に集まり、 新年の抱負を話すという機会があった。 そのとき、岡部さんが話すとき、ちょうど、ぼくは 正座から片膝を立てた。 ずっと同じ姿勢で座っていたので、腰が痛くなったのだ。 すると、それに気づいた岡部さんが、 「俺がこれから話そうとするのに…

続きを読む