2月のお菓子のご案内

二月のお菓子のご案内。  (うちの子は、ブラウニー好きのサンタクロースかも…) 毎年2月になる頃、ブラウニーを作るようになりました。 それは、長田弘さんの、ある詩文集を読んでからのこと。 まずはじめに、その詩を紹介させてください。   「ブラウニーということばには、意味がふたつあって、一つはスコットランドの小妖精のブラウニー。  幸福をもたらすとされる茶色の小妖精で、パンを焼く…

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味噌づくり みんな愛おしくなる

おはなし会の次は、レッスン、そして、 家族みんなで味噌づくり。 北海道に来てからは作れていなかった味噌。 実に7年ぶり。 波佐見に住んでいた頃は、 一度に60キロ仕込んだこともあったけれど 今回は出来上がり約24キロ。 自分たちで育てた大豆も使って。 ゆでた大豆が案外硬くて、足で踏んでつぶしました。 暮らしの仕事を、こうして、家族がともに力を合わせてやっていることが …

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かさじぞうが終わり

1月のおはなし会が終わり ほっと一息ついています。 ・ 語りは、ただ声にするだけではなく、 声というのは、まったくの氷山の一角で その下に多くを湛えていることが 物語ることを、強く、真っすぐに、 そして、わたしらしく、 あらしめてくれる、と そう思います。 ・ わたし、という、白いしずくの一点… そこから滲み出してくるものが 語らずとも、語られる 人を、伝える、と。 …

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1月のおはなし会

今週末、おはなし会をします。 毎年冬に語っている笠地蔵。 取り組みながら、深まったり、わからなくなったり、 簡潔素朴でありながら、奥の深い物語です。 ご覧になった方で行きたいと思った方は、ご連絡ください。 以下詳細です。 * 雪景色の中に、大切な心のやり取りが垣間見える笠地蔵。 静かなものがたりの時間を味わいませんか。 有珠の小さなおはなし会  ~1月の集い~ …

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語りに大切なこと

一昨日の語りのレッスンで、生徒さんに、とても大切なことを伝えることができました。 心を込めて、このことをお伝えすることができて、ほんとうによかった。 おはなしを始めるのに、まず、 何を話したいのか、自分のこころが響くのはどこなのか、 何を伝えたいのか、 その強い熱をはっきりさせることによって、 自分の中心に灯をともし、その灯があることによって、 言葉も身振りもイメージも、湧いて…

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1月のお菓子のご案内

1月のお菓子のご案内 ~「ナヴェット」プロヴァンス郷土菓子、海のマリア像、サンヴィクトール寺院、 有珠の海にお地蔵様、長崎の大村湾、有珠湾、イザベラ・バード、彼岸の光を乗せて~ このところ、 「ナヴェット」という フランス菓子を作っていました。 そのいわれに、こころ惹かれたからです。 小舟のような形をしたこのお菓子は、 プロヴァンス地方生まれ。 むかし、マルセイユの…

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一日の初めに

一日の初めに、詩を声にすることから始めています。 夜の開ける前、稽古は、静かです。 しばらく、詩を稽古していませんでした。 昨年は、長編の物語や民話に取り組んでいました。 お話の語りに取り組むとき、 総合的に語りの技術を考えることになります。 だから、お話を稽古することで、詩を声にすることが、向上すると考えたのです。 事実、そうかもしれません。 けれど、語るぼくが書いた詩…

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謹賀新年

あけまして、おめでとうございます。 新しい年の始まり、 外は、雪と、寒さで満ち、 こころは、白さと、熱を求める気持ちで満ちています。 この対比、つねに逆境であるか。 と、そう思います。 ふと、思い至ったことがあります。 中心へ至るために努力するのではなく 中心から始めるのだと。 そして、その中心は、誰からも教わることのできないものであり、 自らに問い、自らが教えて…

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