何気ない会話  お寺さんから薪をいただく

何気ない会話  お寺さんから薪をいただく 家からほど近いお寺さんに薪をいただく。善光寺という蝦夷地最古のお寺である。平成30年には北海道遺産に登録され、茅葺屋根の本堂は趣がある。裏の森は森閑として静けさをもっている。 昨年に引き続き、薪をいただくのは二年目である。 春先、境内で間伐、剪定される木の量はかなりのもので、軽トラ10台分位はあるだろうか、今年も同じぐらいの量で、昨年は杉、…

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「心配するな、なんとかなる」一休和尚の話。

「心配するな、なんとかなる」一休和尚の話。 久留島さ武彦さんのことを書いていたら、一休和尚のことを思い出した。半年ぐらい前だったか、生徒さんと「頭が池」という昔話の作品について話していたら、ひょんなことから一休和尚の話になった。「頭が池」はかなりしょうもないほら話なのだが、しょうもなさすぎて面白い。あらすじを少し。 男の額に柿が落ちてきて、柿の種が頭の中に入ってしまい、柿の木が生え、…

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ママビト新聞2周年。「継続は力なり」とは誰の言葉?

※ママビト新聞3月号に書いたコラムを加筆修正して掲載しています。  継続は力なり ママビト新聞も、5月で二周年となります。 気づいたら、令和と一緒にスタートしていたママビト新聞。 この新聞が、福岡のとあるカフェで、バックナンバーが揃えられ、たくさんの人が読んでいるという話を友人から聞きました。行動を継続すること、これは、力になるのですね。「継続は力なり」という言葉がありま…

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朗読会の報告。 「朗読ではなく、Low読」詩の朗読の楽しみを教えてくれた喫茶店のマスターの話.

朗読会の報告と、 「朗読ではなく、Low読」詩の朗読の楽しみを教えてくれた喫茶店のマスターの話。 まさか、無観客になろうとは思ってみなかった。いや、オフラインだから、つまりお客さんが一人も来なかったという事なのだけれど…。会場が狭いため、密にならないように、お声かけた人は限られていたとはいえ、こうまで皆さん見合わせることになるとは。2006年にお店をオープンしてから15年、一度も、企画し…

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清水茂さんの詩「どんな葡萄酒を」

懐かしさと新しさ。まど・みちおさんの詩のことを書いていたら、ある詩を思い出した。詩人の清水茂さんの詩集「暮れなずむ頃」を手にしたのはいつの頃だったか。初めて読んだ時から、そのことばの繊細さ、ちいさなこころのふるえに、そっと寄り添うようなその詩に、引き込まれた。立ち止まらせるような感覚があるのに、次、次と、読む手は止まらなかった。読む薬のように、清水さんの詩集はいつも手元にある。少々長いが、清水茂…

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まど・みちおさんの詩の話

まど・みちおさんの詩の話  懐かしさと新しさ 少し前、「そのへんを」という、まど・みちおさんの写真詩集を読んだ。まどさんは近年104歳で亡くなられたが、この詩集は94歳の頃の作品である(ちなみに、同じ山口県出身の金子みすゞと4歳しか違わない)。その詩集の巻末に、写真家の方との対談が載っていて、そこに考えさせられることが書かれてあった。手元に本はなく、思い出して書いているので、少しことばは…

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オーツケーキの話

オーツケーキの話   「これ、おいしいね」 と、妻が言う。 意外だった。さいきん、年のせいか、それとも、二年半務めた過酷な介護の仕事のせいか、妻の味覚は変わってきたように思っていたから。サクッと軽いもの、しっかり甘いもの、そんなありきたりともいえる味や食感を好むようになってきていることを、すこし哀しく思っていたから。 オーツケーキは、スコットランドの郷土菓子で、オーツ麦(オートミー…

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お菓子の発送 間に合うはず

今日はお菓子の発送日。 順調に 遅れています(笑) でも、ちゃんと間に合うと思います。 なんといっても ママビト新聞(家族の私新聞)が二周年ですから。 これを届けたくてしょうがない。 今回、息子のエッセイも、長女の詩も、なかなかいい。 お菓子が届いたあとに、長女の詩を、載せようかなと思います。 ほっとするような詩、どこかゆるんでゆくような詩って なかなか書けない。 …

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痛みにも似た希望に

2月の朗読会のあと、次回の朗読会が5月になってしまいました。 それでも、やはり、続けていくことの大切さを感じています。 コロナ禍、緊急事態宣言の状況下ではありますが、むしろ、そうであるからこそ、詩、詩情というものが、こころに響くものをもつのではないだろうか、そんな気がします。 つい先日、朗読家の友人と、「詩は、日常ではないある部分、そこにぐっと力を発揮するよね」と話したところでした…

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雨上がり

雨のあがった青空は どこまでも澄んで なにはなくとも それで善い  そんな気になる 空に感謝  青き色の深さに感謝 授業の前にまいた種たちも 芽が出て来ているよ 地に感謝 生命のたゆみなさに感謝

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5月のお菓子のご案内

【5月のお菓子のご案内】 ひー! お待たせしすぎて6月になってしまう! ・ 近所で会った友人から 「お菓子はいつになりますか」 とつつかれ 納品先には、 「授業にかかりきりでまだ準備できてなくて」 と冷や汗をかき、 他には、余裕を見て 「6月まで待ってください!」と言ってみたら 「はあ。。。」 と優しいため息をつかれ(涙) あちらこちらに頭を下げつつ、なんだか5月は忙…

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いよいよ授業最終日

いよいよ授業も明日が最後。 最終日は発表をする。 群読や、一人ひとりの朗読、シュプレヒコール、 そして狂言。   とても明るいクラスで、自分はそれに救われています。 打てば響く、真剣に聴く。 そしてやたら喋って大笑いしている。 そんな授業です。 ・  ことばには形がある。 口の形があり、体の形があり、空間に描ける形がある。 イメージと息で空間に描くことができる。 ことば…

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五月の朗読会

五月の朝、ふと 鳥たちの声が澄んで聴こえるようになりました その声の なんと染みてくることか 目で見ずとも  声を聴いて こころに映ずるもの その姿の なんと鮮やかなことか 朗読会も そのような 鳥たちの声のようでありたいと 思いました 五月の朗読会は 「滝で見た妖精とありたち」 という詩を中心に 様々な風景 心象を描いた詩を いくつか …

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授業期間のため 

今日から高等部の授業に入ります 来週末までなので しばらくは 家中  てんやわんやとなります ことばを語るという授業です ざわついたり おちこんだり わらったり ひかったり… また いろんな時があるのだろうな それも これも みんなと楽しめたらいいなと思います そういうわけで ごめんなさい 5月は  お菓子の発送がけっこう遅くなります  

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おはなし会の報告

・ あたたかなじかんだった さいごまでよくやったね ・ 夜  息子にそういった ・ すこし日が経ったけれど おはなし会のご報告 いつものように写真を撮り忘れ なにをあげてよいものやら途方に暮れる それにしても おはなし会 まずは 息子と初共演  無事に終わったこと そして お互いよかったと思えたこと それが何より ・ 6年前の写真が出てきた お前はあのと…

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