最後の授業 2022年12月31日 最後の授業 2学期の終わり、本当に、最後の授業では、生徒のみんなに、この1年の授業の感想を話してもらった。 先日も書いたクラス、少々荒々しいクラスであるが、どんな感想を話してくれるのだろうと、半分期待し、半ば、あきらめつつ、数分考える時間を持ってもらい、話してもらった。 考える時間も、よくしゃべる。よくしゃべる。 そんなにしゃべりながら、一体どうやって、一年間を振り返るのだろうと…続きを読む
賢者の贈り物 2022年12月27日 賢者の贈り物 物語りの夕べが、先日終わった。 参加者の方にとって、良い時間であったことを願うばかりだが、 ぼく自身にとっては、 語りの時間は (よくあることでもあるが) 苦しい闘いとなった。 (聞き手には、そのようには見えなかったかもしれないが、演者とは、常に、理想や前進のために、こうした闘いを内側に抱えているものだと思う) また、多くの課題をもった。 また…続きを読む
シュトレンと祈り 2022年12月18日 シュトレンと祈り 「失敗がゆるされない仕事だよ」 そう長女に言って、ぼくは、シュトレンを焼き始めた。 一度に35個も焼く。 合計8キロ近い生地。 試作の段階では、一度に3個位しか焼かないから、 これほど多いと、勝手が違う。 焼成後の時間のかかり方も違う。 失敗したら、ラム酒漬けしたレーズンも 足りなくなる。 祈るような気持ちで、オーブンの前に座る。 ・・…続きを読む
物語の夕べ 2022年12月18日 ~語りの会のお知らせ~ 12月26日、 ことし、最後の語りの会になります。 毎年、語ってきた、笠地蔵。 10年来、物語ることを求めてきましたが、 ようやく、大きな壁をこえることができ、 静かに立つことができています。 そのようないま、 ずっと語ってきたこの素朴な民話が、 どのような光を持つか、と思います。 物語のなかで交わされる 翁と媼の優しさに、 より、…続きを読む
12月のお菓子のご案内 2022年12月06日 12月のお菓子のご案内 ~親子対決から合作シュトーレンへ~ 雪の朝、 末っ子アミクンが 「わあ シュトーレンのせかいだ!」 と叫び、 ぼくは、 ああ、そうか、あの粉糖は 雪景色だったのか、と ハッとするほど 新鮮な気持ちになりました。 このところ、毎日、 シュトーレンを作っているので それを見て、アミクンが こんな粋な言葉を言ったのです。 氷張…続きを読む
「最後の授業です」と、ぼくは言った 2022年12月05日 「最後の授業です、とぼくは言った」 先週、ある高等部のクラスでこう言った。 「来週は発表で、その次は一年間の振り返りをするから、今日が実質、最後の授業です。」 すると、 「え、三学期はないんですか。」 と尋ねる生徒もいた。 三学期はないよ、とぼくは答えた。 そう言ったからか その日の授業は、妙な具合だった。 なんだかとっても楽しそうだ。 実はこのクラス、言…続きを読む
親子対決 ~シュトーレン~ 2022年12月03日 親子対決 このところ 長女とシュトーレン作りをしている。 一緒に作るというのではなく 競い合っている。 「いっぱい試作して、 おいしい方を12月のお菓子に入れよう」 と ぼくが言ったから 対決しているといったらいいか。 ついに お父さんが長女と競い合うことになるとは こんな日が来るとは 10年早いと思っていた。 しかし やってみてわかったが ぼくは…続きを読む
さよなら ソマちゃん 2022年12月02日 さよならソマちゃん ついに別れの時が来た 北海道に越してから7年もの間 ずっと苦楽を共にした 我が家の愛車 ソマちゃん号 7年も一緒にいると もはや家族の一員だった アミクンが生れる前から乗っている Honda C-RV 4年前から エンジンのかかりが怪しくなった ボスボス…といっては 止まりそうになった 3年前にはブレーキパッドが 擦り切れたこ…続きを読む