高校生と一緒に言語造形

※授業風景は撮影できないので、写真はありません。


昨日まで、月曜日、火曜日と二日間、
シュタイナー学園いずみの学校の高校生に、言語造形の授業をしてきました。
大人にはいつもレッスンをしていますが、
こどもでは、我が子以外に言語造形を教えるのは初めてなので、
初日だけ、少しばかり緊張しましたが、始まればいつもの調子で、平常心、
「ソレッ!」とか「ホイッ!」とか「ハー!」とかいいながら、
とっても楽しい時間を過ごしました。

最初より、後半、
初日より、二日目・・・と、
高校生たちも乗ってきてくれたように思います。

取り組みとしては、
・からだを解き放つこと、息を解き放つこと、遠くを見やること、
そのことを念頭に置いた基本の5つの身振りを通して声を出すこと。

・民話「見るなの蔵」をテキストに、動きながら語ること。
・身振りを見出すこと。
・息継ぎの意味。どこで息を継ぐのがよいのか。
・文学作品の三つの区分、叙事詩、劇、叙情詩による語り方の違いについて。
・叙事詩の中の構造について。
・息を吐ききりながら遠くを見やる意味。

・・・そんなことに取り組み、
二日目の後半は、
T・ストッパード作「15分のハムレット」をテキストに、
演劇で力を発揮する感情のための基本の5つの身振りを、
二人組みで動きながら演じてみる。

ということに取り組みました。

とても楽しい時間を過ごしました。
高校生と言語造形をするって、いいものですね。
そして、ワークの合間、ちょこちょこ「どうだった?」と尋ねるのですが、
みんな、臆することなく、素直に
自分が思ったことを、てんで違うコメントをするのです!

そこが、いずみの学校の子だからなのかも・・・と思い、
なんだかそれもうれしかった!

終わってみると、ほんと充実した二日間で、
なんと気持ちのいいものだと思っていたら、

今回、見学・サポートで入っていた先生が
(長年演劇を教えている方ですが)
「ぜひ、教師向けの講座もしてほしい」
との依頼をいただきました。

自分は楽しかったし、よいものだと感じていただけた上に、
次につながるようなお話もいただけて、ほんとよかった!

学校全体に、言語造形を通した、ことばの力が
浸透していくなら、どんなにいいだろうと思います。

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