(うちの子は、ブラウニー好きのサンタクロースかも…)
毎年2月になる頃、ブラウニーを作るようになりました。
それは、長田弘さんの、ある詩文集を読んでからのこと。
まずはじめに、その詩を紹介させてください。
「ブラウニーということばには、意味がふたつあって、一つはスコットランドの小妖精のブラウニー。
幸福をもたらすとされる茶色の小妖精で、パンを焼くのが上手い。ただし、親切にするのは大好きだが、お礼をされるのは大きらいという、気のいい小妖精だ。
もう一つのブラウニーは、ケーキのブラウニー。
ナッツ入りのチョコレートケーキだ。とびきり濃厚な味のケーキで、一度口にすると、くせになる。大人になると、いつかもう、めったに口にしなくなるが、ブラウニーは大人にとってこそ、魔法のケーキだ」
以下略。
長田弘著「人生の特別な一瞬」の『ブラウニー』より
ブラウニーの意味の一つ目に、妖精を挙げる辺りが長田さんらしい。
小さい頃に食べたブラウニーの味が、大人になって食べたとき、子ども時代の、何にでもなれた記憶がパッとよみがえるのだと、長田さんは云います。その時間は、魔法なのだと。
そして、北欧のある伝説によると、小妖精ブラウニーは、老人になると呼び名が変わるのだといいます。
サンタクロース、と。
この不思議なつながりが、なんとも言えない、味わい深さをもって、ぼくに語りかけてきました。
お菓子の中に、妖精や、記憶が折り畳まれている。
そうしたものをひも解くような時間が、実は、豊かな時間であるように思えます。
ふっと、たちどまるように、風の音を聞くように、何気ない時間を丁寧に愛すること。
そんなとき、気のいい妖精がよろこびをもたらしてくれるのでは、と。
ブラウニー、毎年作り変えていますが、今年は、結構変わっています。
昨年とは大違いかもしれません。
最近、イギリス菓子の「ダンディーケーキ」という甘くて重厚なケーキを試作しているのですが、
そこから着想を得て、ブラウニーに生かしています。
ゆずジャムを使ったどっしりしたブラウニーに仕上げました。
グルテンフリーです。
ゆずジャムが苦手な我が家の子どもたちも、
これなら食べられると人気のケーキになりました。
ぜひ、この機会にご賞味ください。
それから、チョコのことを説明させてください。
毎年この時期に、長崎・佐世保にある、「てとて舎」さんから
フェアトレードの有機チョコを分けていただくのですが、
コロナ禍の今、カカオの生産者さんが危機的状況にあるということ、
その状況を簡潔に教えていただきました。
消費が止まれば、お店もなくなり、生産者も仕事を失うこと。
フェアトレード団体も、今、必死で動いているとのこと。
高価ではありますが、今月、さらには、来月と、在庫のある限り、しばらく、お菓子はこのフェアトレードチョコを使います。
特に、今月は、バレンタインと重なるので、チョコづくし。
いや、チョコ多め…!かな。
バレンタインギフトにも、どうぞ。
以下詳細です。
* * *
【2月のお菓子セット】
3890円(送料630円・税込み)
※限定30セット。
※レターパックプラスにて、お届けいたします。
■ 発送予定日2021年、2月9日(火)
■ ご予約受付期間 2021年
2月1日(月)6:00~2月4日(木)18:00まで。
■内容
1、常夏ピアノ(380円」 チョコ・ココナッツ
2、小鳥さんのビスケット(210円) バニラ・メープル
3、銀河のほとり(230円)×2 カカオ豆入りココアクッキー
★4、アミーゴビスケット(330円) ダブルチョコ
★5、ゆずチョコビスケット(330円)波佐見の野生ゆず
★6、きな子さん(240円)きな粉
★7、ブラウニー(290円)
★8、ガレット・ウスザンヌ(230円)×2
9、コーンミールスコーン(280円)
10、マーブルスコーン(280円)練りこみチョコ
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★マークはグルテンフリーです。(すべてvegan仕様です)
※小麦粉は、波佐見町の福田さんの小麦粉(無農薬無化学肥料)と、
一部北海道洞爺の阿部自然農園さんの全粒小麦粉を使用しています。
※追加のご希望も承ります。
※(送料630円には、箱代110円が含まれています)
※ママビト新聞(家族の私新聞)も入ります。
■ご注文方法
フェイスブックのメッセンジャー、
または、下記メールアドレスに
①お名前 ②送り先のご住所 ③お電話番号
④ご注文のセット数
を
ご連絡ください。
mihoubiscuit@gmail.com
■お支払い
お菓子の到着後の後払い(ゆうちょ銀行)。
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