一昨日、コンサート、「詩とムビラの花束」が無事に終わりました。
余韻に浸りながら、来てくださったお客様にお礼のメールを送り、一日を過ごしました。
今回初めて共演した、今井まゆみさんにとっても、特別な一日となったとのこと。
日暮れてゆく時間に合わせて、ロウソクの明かりが静かに揺らいで。
少しずつ、少しずつ、夏の夜が深まってゆく。
演奏の合間、遠くの海の音が、スーッと聞こえ始める。
蛙の声も。
静かなものが、あらゆる物音が集まり、調和してゆく。
透明感のある、ムビラの音。
一つ一つの詩に、あれでもない、これでもないと、
いろんな曲を試し、アレンジも加えて、練習し、演奏してくださったまゆみさん。
その甲斐あって、
「ムビラと詩がめっちゃあってた。相当練習したんだろうなと思ったよ。静かなんだけどさ、ひきこまれたよ。」
と、普段、あまり感想を言わない友人が言ってくれました。
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ムビラはご先祖様へ向けて演奏する楽器。
今回の会も、そのような想いをもって臨みました。
最近亡くなった親戚や、恩人を想いました。
まだ生きているけれど、父母や、いつかは自分たちも先祖になるという意味で、子どもたちのことも想いました。
そして、今まで生きてきたことのすべての事柄にも、想い馳せました。
すべての目に見えるもの、見えないものへの想いを込めた会になったと思っています。
「ひさしぶりに、のりへいさんに出会った気がした」
と、会場主の友人が言ってくれました。
それは、こころに出会ったという意味で。
数年ぶりに再会した友人も、深く心に染みたことを伝えてくれました。
人と出会うこと、深いところで想いを分かち合ったり、笑ったりできることは、素晴らしいことだと思います。
それも、こうして、作品について、それ以外の事も含めて、話し合いながら、粘り強く、一緒にこの会を作ってくれたまゆみさんとの時間がそうさせてくれたのだと思います。
共に、会を作ってくださり、ありがとうございました。
僕にとっても、特別な時間でした。
また一緒に、こうした会を作りましょう!
(写真は完全に撮り忘れていました!)
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