賢者の贈り物
物語りの夕べが、先日終わった。
参加者の方にとって、良い時間であったことを願うばかりだが、
ぼく自身にとっては、
語りの時間は
(よくあることでもあるが)
苦しい闘いとなった。
(聞き手には、そのようには見えなかったかもしれないが、演者とは、常に、理想や前進のために、こうした闘いを内側に抱えているものだと思う)
また、多くの課題をもった。
また、この課題は、ぼくが、この秋に
ずっと抱えてきた語りの壁を越えたからこそ
このタイミングで与えられた課題のようにも感じた。
厳かな会の持つ難しさを、改めて感じた。
壊れやすい繊細さを痛感した。
もちろん技量不足であるのだが、それらを
どう乗り越えてゆくか、
自分に問う。
・
課題は、むしろ
火をつけた。
「志を持つ者に与えられる困難は、
むしろ、それによって、力をつけさせる」
というようなことばを、
どこかで読んだ覚えがある。
そうなのかもしれない。
ぼくは次に向かって、もうすでに、
明るく、
道を歩き始めていることを感じている。
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