オイリュトミストと合わせる

先週から、オイリュトミストの方と合わせる練習をしている。
詩の朗誦と動きを合わせるのだが、ことばの響きだけでなく、息の流れまでが、どんどん目に見える形になってゆく。

詩の朗誦は、沈黙の深まりが大切だ。
けれども、下手な間は、「間延び」になる。
間の中に、息遣い、イメージが生き生きと織りなされ、空間の静けさを聴いてこそ、沈黙は深まる。

その間を、オイリュトミーは、見える形にする。
息の流れが、オイリュトミストの身体の動き、間合いに、風のように、合っていく。
吐く息の一つで、草草が、そよぎ、ざわめくような、その姿。

ほんとうに、このように合う空間を見たならば、不思議なものを垣間見たような心地になるに違いない。

オイリュトミストと合わせたのは初めてだったが、その深まり方が、やはり、違う。
空間の質が変わってゆく。そんな時間になっている。
お披露目は11月の中頃でありますが、本番まではシークレットなので、見れた人はラッキーだと思ってください。

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