<覚書>
目の奥のメルヘンの国を信じる
お話を語るときに、
子どもたちの目の奥の世界、
そのメルヘンの世界に向けて語るということ。
常に、その目の奥を感じつつ、
自分もその中にいて、語り続けるということ。
例え、幾人の子が聞いていないような素振りであったとしても、
語る私が、そのこころを信じているということ。
目の奥のメルヘンの国を信じているということ。
私がそこにいるということ。
その、目の奥のメルヘンの国は、
光りである。
滾々と湧き出る、光りの力である。
光りの泉である。
それを私は、見、
その光を聞き、
そうして、そこで語っていく。
織りなしていく。
それは、未来を形作る力になる。
成りゆく小さな子どもたちは、信じる大人の目によって、信じられることによって、こころを支えられ、育ってゆく。
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