コンサート「夏の扉がひらかれてゆく」を終えて

2025.7.21コンサート「夏の扉がひらかれてゆく」



豊浦町大岸にある
佐藤いちご店喫茶室でのコンサートを終えました

久しぶりの佐藤いちご店
すてきな佇まいに 
毎回新鮮な気持ちになります

リハーサルの間 
あけ放たれた玄関から
涼やかな風が始終吹き抜けて
窓の白い布をゆらしました



今回 久しぶりに
soso(重松)さんの thumugiを聴くことができました
水声がリクエストしたのですが
人前で演奏するのは 実に10年ぶりだとのこと

娘さんの出産の時の想いを音にした
この曲
もっともっと演奏してほしいと思いますが
sosoさんは持ち曲が多いから 
リクエストでもしないと
弾かずに埋もれていってしまうのかもしれません
sosoさんつぎもthumugiを!



ぼくは 夏の風景や 風
夕立に 想いを馳せる詩を幾つか語りました 
その中に 二篇
佐藤さんのことを思って選んだ詩がありました

畑で考えていることや
向き合い方
紹介してもらった本
ご主人とは 付き合いは少なくても
ことば少なに
けれども 多くのことを思わせてくれます



自然に焦がれはしても
自然に癒されようとはしない
大切なものに
畏敬を持つこと
そうして奮い立たされることが
癒されるということ

(「畏敬」より)





久しぶりに
語りを聴いてくれた友人に
「第一声から感動した」と感想をもらいました

「声を大きく出しているわけではないのに
迫力のような 迫ってくるものを感じました」
と 細かく
感覚的な感想をくれた友人


耳を澄ましつつ 
向こうから立ち上がろうとする声の響きを
受け取るように
掬い取るように
声にしてゆく…

そんなことを話しました

‘自分の声に近づくワークショップ‘
でやっていることが
そのまま 聴く人に 感覚として
伝わっている
そう思いました

聴く
という行為・感覚の中で 人は
深く その世界を味わいます

その味わいを
より 彫塑的に描こうとするのが
ことばの造形としての取り組みです



ラストは拙作「花と雲」
水声のヴァイオリンとはじめて共演した作品でもあり
sosoさんと水声の三人で
はじめて共演したのも
この「花と雲」でした



哀しい歌が
優しい歌に変わるまで
耳を澄ましたいと思った

(「花と雲」より一部抜粋)



コロナ禍 鎮魂の想いを込めて書いた
花と雲

痛み 荒ぶるこころに
寄り添いたい
その願い
歌が ひろがってゆく

またそれらの祈りが
光の雨となって 
さんさんと降り注ぐイメージを
最後 即興で重ねました




詩が
人の中に イメージを描かせますように
そう願います
そして そのイメージが
現実を引き寄せる…

どんなイメージで生きているのか
そのイメージが現実を呼び寄せる
だから
よいイメージをこころに描きたいと思います
心根をよくしたいと思います

表現者が 真実 心底思うことばは
きっと 深いところに イメージとして刻まれる
ぼくは 
そう信じています

そしてそのことばを磨くために
毎日 語る稽古をするのです





夏の扉がひらかれ
北海道は 歴史的な高温に
見舞われました

これから夏本番
夏休みは 演劇に明け暮れることになりそうです


8月23日(土)には いよいよ 
わたくしが塾長をやっております
アルトリ演劇塾の公演・発表会です

次の山を上るぞ~!
(近隣の方 ぜひ お越しくださいませ)

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