やっと手に入れた、吉田絃二郎の本

「吉田絃二郎の本」 . . 一桁多く払っても手に入れたい本、という類のものがある。その一冊を、先日手に入れた。 吉田絃二郎著「文章の作り方と味ひ方」。 . . . アマゾン等には売っておらず、古書ネットにも在庫なし。 道立図書館でたびたび借りては読んでいたが、これは手元に置いておくべきものだと思ったし、子どもたちにもいつか読んでほしい本だった。ダメもとで、友人の古書店、BACK…

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授業を終えて

「授業を終えて」 授業を終えて、くたくたになって、車に戻る。 ふっと海を見る。 学校の駐車場から見える海だ。 この海の景色が、くたくたになった自分に、なにか与えてくれているように思う。 ・ ・ 今日は、授業だけでなく、発表を行った学年もあった。 どの授業も、エネルギーを使う。 今週は、授業に、講座の準備に、お菓子の発送にと、とても忙しかった。 ・ ・ くたくたにな…

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夏休みの家族旅行

8月9日から12日まで、家族旅行に出かけた。 帰宅後すぐ14日には、コンサート、17日には毎月定例の灯を囲む詩の朗読会、と立て続けで、あっという間に、夏休み中盤を駆け抜けた。 しばらく、書いていなかったので、記していこうと思う。 ・ ・ 家族旅行は、初めての道北。 宗谷岬、稚内への、日本最北端への旅。 北海道らしい風景を見たい、最北端に行ってみたい、という想いだった。 …

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44歳の誕生日

【祝 44歳になりました】 ​ 九州から帰ってきたら、 草ボーボーの畑、授業、 バイオダイナミック農業100周年祭、 朗読会、公演・・・ と、 怒涛のように続いた二週間。 ​ その合間に、44歳の誕生日を迎えた。 「おはよう」の代わりに 「お誕生日おめでとう」 ​ 変わらない家族の挨拶。 ​ 同じ誕生日の長女も、14歳になった。 すっかりお年頃で、常にムスッとして…

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子の姿から、学ぶ

子の姿から、学ぶ 無謀なことを続ける末っ子。 太い丸太を、のこぎりで切ろうとしているのだ。 「だって、切ってくれないんだもん・・・」 なんどか、チェーンソーで切ってほしいとお願いされていたが、タイミングが合わず、切ってあげられなかった。 切るのは三か所。 直径25センチほどの丸太だ。 切れ味の悪いのこぎりで、何日も、ずーっと切っている。 この日も切っていた。 10分…

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新年のご挨拶

謹賀新年 読んでいた詩集から、栞が落ちた。 見ると、大学時代の、図書館の返却の帯だった。 日付は平成10年1月。 昨年はマザーテレサの栞が出てきたが、それよりも古い。 懐かしい大学図書館の空間や匂い、 司書の方の顔を思い出した。 「私たちは、本を良いものだと信じる者の集まりです」 松岡享子さんが、初めて務めたアメリカの図書館の館長が、そういったという。 …

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思い出のトンネルをくぐる

久しぶりに夜行バスに乗った。福岡から大阪まで。昔はよく利用していたユタカライナー。懐かしい気持ちになった。博多の街のイルミネーションは、白く、青く、冬の夜空に照り映えていた。・夜行バスで眠れる方だが、何せ8年ぶり。どうだろうかと思ったが、以前にもまして眠れた。二、三回、少しだけ、目を覚ましたぐらいだった。・・大阪から三重県名張市へ移動。近鉄線は、思い出のつまった路線だ。・桜井に住んでいた頃、結婚…

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実家にて思うこと

せっかく実家に帰ったのだから、家中の窓を拭き、敷地の落ち葉を掃く。波佐見弁では、箒で掃くことを「はわく」という。親孝行、したい時には親はいず、というが、まだ親が健在なのだから、有難い。帰ったら、ケーキも送ろう。・今年は柚子も、自分で収穫した。いつも母から送ってもらってばかりだったから、よい経験になった。柚子はトゲが鋭く、何度も刺さり、痛い想いをした。服の上から、腕に傷跡が残るほどひっかかった。・…

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太田亜紀子さんとの、二回目の練習

「朗読コンサートに向けた、二回目の練習が終わりました」 一回目の練習は、初共演というのもあり、恐る恐るな所もありましたが、今回は、実に、ピアニスト、太田亜紀子さんの実力が発揮されたと感じました。 まず、亜紀子さん、一つひとつの詩を、全部手書きで用意。 まず、ここにおいて、やる気のみなぎりを感じます。 「百回ぐらい写経したい」 と、ジョークも飛ばします。 そして、詩に、きち…

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明日から一週間演劇作り 

明日から、一週間、高等部の演劇作りの授業に入ります。 夏休み明けは演劇から始まります。 演劇作りの一週間は、ほんとに、毎年、くたくたになります。 時間も長いし、色んなことがありますからね。 演劇の作品は人生の縮図ですが、作る場もそうですね。 濃いです。 ・ ・ そんなわけで、9月のお菓子のご案内が遅くなる可能性がありますので、 早めにお伝えしておきますね。 告知は9月4日…

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妻の誕生日に

8月24日は、妻の誕生日でした。 ぼくはその日の前日からケーキを仕込みました。 作ったのは、トリプルチョコケーキ。 チョコレート生地に、チョコクリーム、表面にはカカオマス。 ゆずジャムも入っています。 外はパリッとして、中は5層で、フニュっとしています。 vegan、グルテンフリー仕様。 何段階も工程があるので、結構手間がかかりますが、その分、どっしりと、おいしいケーキが出…

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発声練習三か月

8月18日、家族の発声練習が、ついに三か月続きました。 あと少しで100日です。 実は18日には、お客さんが泊まりに来ていて、翌朝は、お客さんも一緒にやったのです。 お客さんがいたら、さすがにやらないかなあと思っていたのですが、誰も、やめようとも言わなかった。 これがすごいなあと思いました。 うちには年頃の子が二人もいるのに、やらないと言わなかった。 一緒にやってくれたお…

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びろう葉うちわ

びろう葉うちわ 8月9日の午後 帰省から帰ってきた友人に 不思議な形のうちわをもらった そのうちわは「クバの葉」で出来ていて 聞くと 別名「びろう葉」のことだという ぼくは ハッとせずにはいられなかった ぼくが好きな詩人の山尾三省さん その詩集に 「びろう葉帽子の下で」がある その詩集が 急に身近に感じられた 屋久島に住み 畑と信仰に生きた詩人 静…

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続・家族みんなで発声練習

「続・家族みんなで発声練習」 長女のためにと始めた、毎朝の、家族みんなでの発声練習。 もうすぐ3か月続けたことになる。 長く続くから、ぼくも、色々話す。 続けるから力になり、続けたものが本物になる。 ある日は、子どもたちに、こんなことを話した。 ・ ・ 丹田発声は日本語に向いている発声方法でね。 英語とか、日本語以外の言語は、子音が強い言語で、子音が強い言語を話すと、息…

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8月9日の朝に

8月9日の朝に 毎年のことであるけれど、朝ご飯を食べ、子どもと一緒に、食卓で、原爆のことについて、話をした。 半径一キロ圏内では、人が一瞬にして灰になったこと。 二キロ圏内で、魚を焦がしたように、人が丸焦げになって、亡くなっていたこと。 途方もない数の人が亡くなり、今も、苦しんでいること。 語らないと 知らないになり やがて 歴史の流れの中で 無かったことになる…

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