畑と青空 2024年06月20日 畑と青空 九州から帰ってきて、すぐに畑の草刈りをした。 20日間も空けていた畑は、草ボーボー。 原っぱも荒れ放題。伸び放題。 畑は、なんとか、ぎりぎり間に合ったという感じがした。 草に負ける一歩手前。 こういう時に、ぼくら家族は 「救出」ということばを使う。 育てたいものは、ある程度大きく育つまで、 周囲からの圧力から守り、手を貸してやらないといけない。 …続きを読む
いかに心を疲れさせるときも 2022年06月01日 いかに心を疲れさせるときも、 畑の草叢に座り、黙々と草を刈っていると、こころもちが鎮まりを見せる。 そういうときがある。 こうすることが、どこかで、良いことにつながっている、そんな気さえして。 そんな気さえして、また、黙々と草を刈る。 畑の作物は きっと それらのこころをみんな知っている そうして見守っている続きを読む
コオロギ 2020年08月15日 少し前のことになるけれど 8月14日 コオロギが鳴いた 朝の窓辺に ちょうどぼくは 目を出し始めた大根を見ていた コオロギの声は季節の変わりを伝える 記憶をたどると コオロギは 秋の初め 大根の種まきをする頃に聴こえる 桜井に住んでいた頃も 波佐見に住んでいた頃も 9月の上旬 まだまだ暑さの残る畑の草むらに コロコロ… コロコロ… と その…続きを読む
草にすわる 2020年06月11日 草にすわる 八木重吉 わたしのまちがいだった わたしの まちがいだった こうして 草にすわれば それがわかる * 畑で草を刈っていたのです。 それは、草にすわるということでした。 畑で草を刈っていると、八木重吉さんのこの短い詩が ふと、浮かんできたのです。 一般に、自然農と呼ばれる農の在り方は、 耕さないから …続きを読む
キュウリの採りおさめ 2019年10月03日 ーキュウリの採りおさめー 夏の間、ずっと生りつづけてくれた キュウリとのお別れ。 写真は最後に見つけたもので 変形キュウリ。 包丁の柄で叩き 塩とごま油で和える シンプルな食べ方。 ときどき、こどもたちが 味噌をつけただけのキュウリも 作ってくれた。 それがまた 格別においしい。 慣行栽培だと収穫までに70回以上も農薬をかけるらしく キュウ…続きを読む
夏の畑 2019年08月21日 夏の畑。 じゃがいも、にんにく、玉ねぎを収穫する。 自然農一年目の畑で取れる玉ねぎの、 なんという小ささ。 可愛らしさ。 けれど、 その小さな玉ねぎを食したとき、 なんともいえない味わいがある。 それは、記憶に残るもので、 時間を越えて、 時間軸の時空に穴を開けるかのように存在する、 いのちの味わいだった。 夏の畑。 じゃがいも、にんにく、玉ねぎを収穫する。…続きを読む