ことばの静けさ 2022年03月16日 語る藝術の覚書 音韻主体という、言語造形のとらえ方は、滑舌とか、発音をはっきりするということではない。 ことばの一音の響きを大切にするということは、結果的に、発音が良く聴きとれることにつながることはあっても、それが目標ではない。そこが勘違いされやすい。まったくの勘違いである。 音韻主体というのは、ことばの原形に耳を澄まし、心身がことばの原形にひたされることだ。 待つこと。聴くこと…続きを読む